イタリア・ヴェネト州ヴェローナに住む、オーナーであるジャンニフラージ氏は、イタリアでもカリスマ的存在の人物。ジャマイカ・カフェは、豆の栽培から収穫まで厳選し、数台しか残っていないヨーロッパ最古のドイツ製焙煎器たったの1台で、熟練した職人の勘を頼りに直火焙煎している。深入り直前の豆の風味を活かした、(彼らはアーモンド色と呼んでいる)まさに絶妙であり、彼独自のピンポイントなタイミングで火を止める。品種は、もちろん全てアラビカ種。通常コーヒー豆は、質をランクで分けるが、一番良い物の中の更に、その中でも希少価値とクオリティーの高い物を選ぶ。どころか、現地に行って作る所まで入り込んでいる。
オリジナルブレンドは、厳選した4種のアラビカ豆を全て手作業で、それぞれ焙煎し、ブレンド。1950年頃、ジョバンニ・エルビスティ(エフラージ氏は、この家系の3代目)により、試行錯誤を重ね生み出された配合。しっかりとして、微かな塩気を帯びながらも柔らかく刻があり、シャープな酸味。クルミ、はちみつ、チョコレートの芳香。